「需要をつくれなければ売上が減るのは当たり前」 今、絶好調のファーストリティリングの柳井社長の言葉。 本日は、「日水」を例に考えてみる。 日水のファインケミカル事業について。 魚類から抽出される脂肪油で生活習慣病の予防効果があるとされているDHAなどを含む 医薬品原液や健康食品を製造する「ファインケミカル事業」の収益が安定しているという。 ファインケミカル事業強化の背景には、主たる事業「水産」の不振がある。 しかしながら、ファインケミカル事業のベースは、水産資源にある。水産資源の不振から 生まれた新規事業であるとも捉えることができる。 このファインケミカル事業のリソースは、従来の「水産」である。しかしながら、 事業領域を従来の「食」から「健康」「生活」に拡げたことで、事業の収益構造の転換を 図った点にある。 今一度、自社の経営資源を従来の対象領域から隣接する領域、もしくは経営資源をそのまま 関連する対象領域に広げることも収益構造転換を図る一つのきっかけとなりうる事例である。 参考:日経新聞2009年10月16日12版